日本ASEAN友好協力50周年認定事業
日越外交関係樹立50周年記念事業
日越外交関係樹立50周年記念事業
主催 ムービー・アクト・プロジェクト
講演 公益社団法人ベトナム協会 一般社団法人日本ベトナム経済交流センター 日本ベトナム友好協会 一般社団法人ベトナム情報センター
講演 公益社団法人ベトナム協会 一般社団法人日本ベトナム経済交流センター 日本ベトナム友好協会 一般社団法人ベトナム情報センター
MOVIE上映作品
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雲よりも高くCha Cõng Con監督:ルーン・ディン・ズン2017年 / 90分山奥の川のほとり、父子は毎日の漁で慎ましく暮らしている。そんなある日幼い息子のカーが重病を患い、父親はカーを連れて遠く離れた大都会の病院へと向かう。北ベトナム山岳地帯出身のルーン・ディン・ズン監督が、美しい山岳地帯の自然と、高いビル群がそびえ立つホーチミンの都会の風景を対象的に描いた、父と子の絆が心を揺さぶるヒューマンドラマ。第90回アカデミー賞外国語映画ベトナム代表作品。
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走れロムRòm監督:チャン・タン・フイ2019年/79分賑わうホーチミンの路地裏で、孤児の少年ロムは宝くじの予想屋で生計をたてていた。地上げ屋から立ち退きを迫られている裏町の住民たちを救い、生き別れとなった両親を探すため、巨額の当選金が手に入る「闇くじ」に挑むが・・・。世界各国の映画祭で熱い視線が注がれる期待の新鋭チャン・タン・フイ監督の長編デビュー作。第24回釜山国際映画祭 ニューカレンツ部門(新人監督コンペティション部門)最優秀作品賞。
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第三夫人と髪飾りvo ba監督:アッシュ・メイフェア2018年/95分/R15+19世紀の北ベトナム。14歳のメイは富豪のもとに三番目の妻として嫁ぐ。第一夫人には息子がひとり、第二夫人には娘が三人いたが、メイが来たことで静かな里はさざめきたち、女たちのドラマが幕を開ける。ニューヨーク大学で映画制作を学んだアッシュ・メイフェア監督が自身の曾祖母の体験をもとに脚本を執筆。スパイク・リーが激賞し制作資金を援助した。第43回トロント国際映画祭 NETPAC賞、第54回シカゴ国際映画祭 新人監督部門最優秀作品賞受賞。
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ソン・ランの響きSong lang監督:レオン・レ2018年/102分借金の取り立て屋ユンと、ベトナムの伝統歌劇<カイルオン>の花形役者リン・フン。全く接点のないはずの二人があるきっかけで知り合い、友情にも似た感情を互いに抱く。ユンは過去の記憶に囚われながらも新たな道を進もうとするが、抗えない運命が迫っていた。主演のリエン・ビン・ファットは映画初出演の本作で第31回東京国際映画祭ジェムストーン賞受賞。レオン・レ監督は俳優・ダンサーとして活躍後、本作で長編監督デビューを果たした。
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サイゴン・クチュールCo Ba Sai Gon監督:チャン・ビュー・ロック グエン・ケイ2017年/100分1969年のサイゴン。9代続いたアオザイの仕立て屋の娘ニュイは、60年代の新しいファッションに夢中でアオザイを古いと嫌い、母と対立していた。そこから48年後の未来、2017年にタイムスリップしたニュイは、自殺を図ろうとしていた落ちぶれた自分に対面。なんとか店を立て直すべく奔走が始まる。監督のグエン・ケイは、脚本家集団A Type Machineの中心メンバー。釜山国際映画祭をはじめ、多くの映画祭に招待された。
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デスゲームTro Choi Tu Than監督:遊佐和寿2022年/72分賞金最大10万ドルのゲームショウに参加するために日本にやってきた4人のベトナム人少女たち。トレーニングスクールに移動し、ルールに従って暮らし始めるが、彼女たちは学校で次々に不可解な現象に遭遇する。彼女たちを待ち受けているものとは・・・?遊佐和寿監督自身の作品「聖ゾンビ学院」を、ベトナム人キャストでセルフリメイク。日本で撮影された、日越合作エンターテインメント作品。
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パパとムスメの7日間Hon Papa Da Con Gai監督:落合賢2018年/116分大手化粧品会社で働いているが子供っぽい父親ハイと、真面目でしっかり者な女子高生の娘チャウ。真逆の性格のパパとムスメだったが、ママの7回忌の日、2人の人格が入れ替わってしまう。周囲にばれないように生活するが、関係は悪化するばかり。そんな中、チャウの大事な発表会がやってきてしまい・・・。五十嵐貴久の同名小説をベトナムで映画化したファミリーコメディ。監督は「サイゴン・ボディガード」に続き、ベトナム映画2本目となる落合賢。
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目を閉じれば夏が見えるNhắm Mắt Thấy Mùa Hè監督:カオ・ティ・ニ2018年/98分ベトナム人女性ハーは幼少期に別れた父親を探しに、父からの手紙と送られてきた写真を手がかりに、北海道・東川町へやってくる。そこで偶然アキラと出会ったハーは、東川町で過ごすうちにいつしか彼が気になる存在になっていく。しかしアキラが父の重要な秘密を隠していたことを知る。実は父は数年前に他界していたのだった。アキラを阿久津貴文、「輝かしき灰」フン・アン・ダオがヒロインのハーを演じている。
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ベトナムの風に吹かれてHoà cùng làn gió Việt監督:大森一樹2015年/114分ベトナムで日本語教師として働くみさお(松坂慶子)は、父の死後に認知症が進んだ母シズエ(草村礼子)をベトナムに呼び寄せる。二人を温かく支えてくれる現地の人々との交流を通し、母は徐々に笑顔を取り戻していく。ある日、シズエがケガをしたことをきっかけに母の介護が大変になり・・・。小松みゆきの実話を元にした原作を大森一樹監督が日越合作で映画化。奥田瑛二、柄本明、吉川晃司ら豪華キャストで贈るヒューマン・ドラマ。
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漂うがごとくChoi Voi監督:ブイ・タク・チュエン2009年/106分ハノイで旅行ガイド兼通訳として働くズエンは、タクシードライバーの彼女より3才年下の夫と出会ってすぐ結婚。後日親友のカムを訪ねた帰り、カムの代わりに手紙を届けに行ったズエンは、危険で野生的なトーに出会う。夫と対照的なトーにズエンは次第に魅了されていく…。第66回ヴェネチア国際映画祭招待。監督は「輝かしき灰」のブイ・タク・チュエン、脚本は「大親父と、小親父と、その他の話」のファン・ダン・ジー。
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ベトナムを懐うDa Co Hoai Lang監督:グエン・クアン・ズン2017年/88分1995年のNY、雪の中を老人ホームから抜け出してきたトゥーは、息子と孫娘タムのアパートに転がり込むが、BFの誕生日を祝おうとしていたタムと口論になり部屋を飛び出す。その後残業で遅く帰ってきた父から、タムはベトナム移民である家族の歴史を聞くのだった。ベトナムで有名な舞台の映画化。監督は韓国映画『サニー』のベトナム版リメイクを手掛けるなど、監督・プロデューサーとして活躍するグエン・クアン・ズン。
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草原に黄色い花を見つけるTôi thay hoa vàng trên co xanh監督:ヴィクター・ヴー2015年/103分ティエウとトゥオンの兄弟は、仲の良い兄弟。思春期を迎える12才の兄ティエウは、近所に住む少女ムーンが気になっているが、うまく想いを伝えることができない。ある日、ムーンが家の不幸から兄弟の家に身を寄せることになり、急接近したトゥオンとムーンの仲に嫉妬したティエウは、遂に取返しのつかないことをしてしまう…。ベトナム随一のヒットメーカー、ヴィクター・ヴー監督の第89回アカデミー賞外国語映画ベトナム代表作品。
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海辺の彼女たちALONG THE SEA監督:藤元明緒 2020年/88分/日本技能実習生として来日したベトナム人女性のアンとニューとフォンはある夜、職場から力を合わして脱走を図る。職を探し辿り着いた場所は雪深い港町。やがては不法滞在となる身に不安が募るも、故郷にいる家族のためにも懸命に働き始める。しかし、安定した稼ぎ口を手に入れた矢先にフォンが体調を壊し…。在日ミャンマー人家族の実話を元に描いた『僕の帰る場所』の藤元明緒監督が日本のベトナム人労働者たちを題材に撮った長編第二作。
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異国での生活からThe Lucky Woman監督:曾文珍(ツォン・ウェンチェン)2020/87分/台湾故郷を離れ、台湾で働き家族に仕送りをしているある女性を追いかけたドキュメンタリー。過酷な労働や医療保障のない状態などから、雇用先を逃亡し、不法滞在で職業を転々とする。そこで同じような境遇の人々に出会う。10年以上の滞在の果てに故郷に帰ることになり・・・。山形国際ドキュメンタリー映画祭2021アジア千波万波部門ノミネート。監督は第18回東京国際映画祭でも上映された『飛び魚を待ちながら』の曾文珍。
THEATER会場
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東京8/19(土)〜 9/1(金)新宿K’s cinema
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横浜9/9(土)〜 15(金)横浜シネマリン
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大阪10/7(土)〜 13(金)大阪シネ・ヌーヴォ
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名古屋11/25(土)〜 12/8(金)名古屋シネマスコーレ
SCHEDULE上映スケジュール
東京 新宿K’s cinema
横浜 横浜シネマリン
大阪 大阪シネ・ヌーヴォ
名古屋 名古屋シネマスコーレ
東京 シネマハウス大塚
EVENTイベント情報
ベトナム映画の現在 plus
日時:2023年8月17日(木)〜19日(土)
場所・共催:アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4階
03-3291-4339
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/vi/vietnamesecinema_plus.html
021年2月にアテネ・フランセ文化センターと福岡市総合図書館が実施した「ベトナム映画の現在」(助成:国際交流基金アジアセンター)は鬼才ファン・ダン・ジー監督の全面協力により実現した、ベトナム映画の過去と現在を見渡す試みでした。しかし 残念ながらコロナ禍で入場制限を設けざるを得ませんでした。
近年ベトナム映画の若い作家たちは次々と国際映画祭で高い評価を受けており、2023年開催の第76回カンヌ国際映画祭では、89年生まれのファム・ティエン・アン監督がカメラドール賞を獲得し話題に。
今回の「ベトナム映画の現在 plus」は、そんな新世代の若手監督の作品を中心に、前回の特集では上映できなかった作品もplus。今回も福岡市総合図書館のご協力のもと、アーカイブ所蔵のベトナム映画を特集し、ベトナムの映画人にもご登場いただきトークを行います。